9月16日の日曜日、長谷川堯の建築セミナー「村野藤吾から20世紀建築を視る―複眼的近代建築史のこころみ」 第2回「戦後村野の出発点―世界平和記念聖堂をめぐる考察」を拝聴してきました。
折しもこの日は目黒区民まつり・SUNまつり、会場である目黒区美術館一帯は大賑わい。

今回は、建築家・後藤慶二(注)の設計作法と絡めつつ村野の作品「世界平和記念聖堂」(重要文化財)についてのお話です。
聖堂建設にあたり設計競技を行った結果該当作品無しとなり、その後同審査員であった村野が設計者として選定された事の可否についてはさておき、
「この聖堂の魅力は、主たる内陣部分よりも小聖堂その他付加部分の造形にある」
との長谷川先生のご指摘は、現地を訪れた私の印象と合致するものでした。

それとともに、これらの造形が晩年の「谷村美術館」へと発展・昇華して行ったという事実に、一人の建築家が生涯をかけてある種のモチーフを追い続ける事(村野の場合、それは複数ありますが)の大切さを感じた次第です。
(注)後藤慶二(1883~1919)
建築家。司法省営繕技師として「豊多摩監獄」等を手掛けた。
村野は学生時代に後藤の講義を受け、影響を受けていた模様です。
9月15日の土曜日、家づくり学校1年生の第4回「歴史から考える」の講師をさせていただきました。

詳細は家づくり学校公式ブログの白崎泰弘さんによる報告記事をご参照ください。
(写真:白崎泰弘さん)
家づくり学校1年生コースで毎年お世話になっている自由学園明日館。
重要文化財に指定されていながら誰でも気軽に利用出来るのは、素晴らしい事です。

建物の沿革等については明日館のHPをご参照ください。
ホウレンソウには雌株と雄株があるのだとか。

以前ご覧に入れたのが雄花で、雌花はコチラ。
これは開花前の様子かもしれません。

その後、雌花は褐色の実へと変化。
この段階で茎ごと刈り取り乾燥させます。

殻の尖った部分に触ると非常に痛いです。
この殻を剥くのは大変なので、殻付きのまま種蒔きすることにしました。
雄花と雌花の開花時期が若干ずれており、ちゃんと受粉出来たかどうか不安でしたが、

既にこぼれ種から発芽している苗が。
問題無さそうです。
さて、冬には美味しいホウレンソウが食べられるでしょうか?
世間では刈入れのニュースも出始めている今日この頃。
ようやく我が家の稲が出穂(しゅっすい)、開花し始めました。

田植えから出穂までに約2ヶ月。
やはり7月頭の田植えというのは遅過ぎたようです。
今日と明日は地元のお祭りです。
午後6時過ぎ、家の前を大人神輿が通ったので、慌てて外へ。
すると中学時代の同級生・K君から
「ヤマ(私のアダ名)も参加しなきゃダメじゃないか!」
と言われました。
かように怒られるのが、毎年の恒例です(笑)