1月の我が家の収穫物です。
収穫量が少ないのでひと月分をまとめてご覧に入れます。

1月1日
小松菜とその間引き菜

1月3日
カブ、ホウレンソウ、ニラ、小松菜

1月7日
カブ、大根、セリ
七草粥に用いました。

1月8日
ハバネロ、青いままのパプリカ
いずれもこれにて栽培終了

1月22日
キャベツ
この冬は例年に比べて冬野菜の生長が極めて遅いように思われます。
1月の我が家の収穫物です。
収穫量が少ないのでひと月分をまとめてご覧に入れます。

1月1日
小松菜とその間引き菜

1月3日
カブ、ホウレンソウ、ニラ、小松菜

1月7日
カブ、大根、セリ
七草粥に用いました。

1月8日
ハバネロ、青いままのパプリカ
いずれもこれにて栽培終了

1月22日
キャベツ
この冬は例年に比べて冬野菜の生長が極めて遅いように思われます。
寒い日が続く東京地方。
この冬は殊の外寒さが厳しく感じます。

写真は近所で見付けたベニカナメの新芽。
厳寒にあっても生き物達は春の準備に余念がありませんね。
今朝の屋上菜園の様子をご覧に入れましょう。

こちらはタマネギ畑。
一昨日の雪がまだ溶けずに残っています。
どの野菜も寒さに負けず健やかに育ちますように。
甥と姪が遊びにきたので一緒にキャベツを収穫しました。

皆で記念撮影。
いずれも父の作品です。

ひとつはお土産にお持ち帰りいただき、もうひとつはスープに。
甘味があり、誠に美味しゅうございました。
以前発芽をご報告したソラマメですが、実は全ての種が発芽した訳ではありません。

モノによっては未だ発芽しきれず……。
寒さに縮こまっているように見えます。
やはり種蒔き(11月下旬)が遅過ぎたのかしらん?
何とか頑張ってほしいものです。
坂倉準三設計の新宿西口広場。
そこに張られたタイルを建築家・若原一貴さんがブログで紹介されていたのを思い出し、あらためてじっくり見てみました。

これがその窯変タイル。
隅角部には2種類の丸面役物。

手摺笠木のテラコッタ。
いずれも手作り的な温かみを感じさせますね。
残念ながら多くの部分が改修により表面を覆われつつあります。
約4年前に書いたものです。
私はこれまでに数棟、釘金物をほとんど用いない木組による伝統的木造建築を設計しています。こう申し上げますと、必ず「宮大工さんに建ててもらうのでしょう?高価なモノですよね?」と言われます。ある程度高価になるのは確かなのですが、実は昭和初期くらいまでは一般住宅でも普通に用いられていた技術なので、必ずしも宮大工でなくても作ることは可能です。その技術はまだ各地にわずかながら残っています。
戦後しばらくして高度成長期を迎え、住宅金融公庫などによる後押しもあり、誰もが一戸建て住宅を構える風潮が一般化しました。かつては、一部の高所得者層を除いては借家住まいが当たり前だったのですから、いかに社会が豊かになったかということです。
しかし、大量の需要には、大工をはじめとする伝統的な職人集団だけではとても対応出来ず、新たな技術や建設方法を導入せざるを得ませんでした。その結果、住宅の作り方は合理化・簡略化され、低価格・短期間で数多くの住宅を供給することが我が国の住宅産業のメインテーマとなっていきます。そこでは、住宅の耐久性という観点はひとまず棚上げされてしまいました。その結果、大工が手刻みで木材を加工する牧歌的な光景は失われ、冒頭の問答のような認識が流布してしまったのでしょう。
俗に「3軒目には納得の出来る家をつくることが出来る」などと言いますが、一般的には住宅をつくる機会は一生のうちに一回だけです。我が国の住宅の耐久性は、残念なことに欧米諸国に比較してとても短く、せっかく高価な買い物をしたのに、ローンを支払い終わったら家はボロボロ、などという笑えない話も起こっています。
一方、地球環境問題が顕在化しており、これまでのように安く早く、でも長持ちはしないので使い捨て、という考え方はもはや許されません。住まいの耐久性をいかに高めるか。これには、建築構造や腐朽等への周到な配慮(設計面での配慮)、見えなくなる部分にも留意した入念な工事(施工面での配慮)、さらには家族構成などソフト面の変化にいかに柔軟に対応出来るか(間取りや設備の変更・更新が容易に出来ること)がとても重要です。
建設から取り壊しまで、本当の意味でのエネルギー収支を考慮した家づくりが今後必要とされるのは間違いありません。そして幸いなことに、我が国に多く残る民家など古建築には実に多くのヒントが隠されています。

とは言うものの、昔ながらの建設手法をそのまま用いては、一部の好事家だけが満足する普遍性のない(懐古趣味とも言えます)住宅になるのが理の当然。そこで私が気を付けているのは、あくまでも現代技術の上に成り立つ住宅であれ、ということです。
先人の試行錯誤により生み出されてきた伝統技術の中で活用すべき面(いまだ先人の発明にかなわない面)は積極的に活用するが、現代技術でカバー出来る(しても耐久性能面で問題がない)面では積極的に合理化を図ります。設備面でも過剰にならない程度配慮します。これらのことには当然コストが大いに関係します。
もうひとつは、周辺環境への配慮です。地震や台風など自然災害の多い我が国では、自分の家が破損したり倒壊することでご近所へ迷惑をかけないことは当然のこと。さらには既存の街並みを破壊するような独り善がりの家構えもご法度です。
「土蔵のある家」は、福島県に建つ小さな住宅です。建主の要望により既存の土蔵(昭和初期のもの)を曳き屋して残し、それに沿わせて住居部分を新築したものです。木組の技術を積極的に用いながら補強金物も併用し、構造を隠すことなく室内にあらわすとともに、合板などの現代の材料を積極的に使用しています。さらに建物を構成する材料をなるべくそのままの形で目に見えるようにしており、不具合などの早期発見が容易です。外観は古い街並みに配慮しています。
(写真:小野吉彦 2007年9月 旭硝子HP「アーキテクトルーム 住まいの話題[413]:先人の知恵に学ぶ」より転載 一部修正)
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