10月10日、設計者である竹澤古典建築設計事務所の竹澤要先生の解説をうかがいながら寒川神社社殿を見学するという望外の機会に恵まれ、喜び勇んで参加してきました(NPO木の建築フォラム主催)。
設計をするに当たり先生は旧社殿に数日間「おこもり」をされ、自らの身体に社殿の魂を植え付けようとなされたとか。曰く「社寺は人間には設計出来ません。神様が自分に下りてきて設計させてくださるのです」と。凡人の私には到底出来ないことです。
「社殿内部は母親の胎内の如く、外観は父親の如く」形を整えるとともに、蟇股・虹梁・錺金物等細部についても全て竹澤先生ご自身が原寸スケッチを描かれています。

先生は若い頃、師と仰ぐ建築家の角南隆氏から「最も美しい線は若い未婚女性の身体の線だ」と言われ、ヌードデッサンに足繁く通われたのだとか。屋根反りや軒反り、箕甲や破風廻りの流れるような美しい曲線は、そうした鍛錬が生み出しているのでしょう。
紙面の関係で触れられませんが、数年前に御本殿奥に整備された神嶽山神苑も一見の価値があります。
見学後は有志で近くの蕎麦屋へ。竹澤先生と後継であるご子息から貴重なお話をうかがいながら、楽しいお酒をいただき、満足して帰路に就いたのでした。
(木の建築フォラム通信 No.75 2013年11月30日発行 より転載 一部修正)
今年も早いものでもう12月。
昨年も書きましたが、歳を重ねるほど1年が短く感じられます。

我が家の水鉢に、冬の青空とアカシデの紅葉が映り込んでいました。
12月1日、半田雅俊さんによる「環境から考える」の講義が行われました。
そのお話は地球環境から住宅の温熱環境までという広範なもの。
受講生へその都度問いかけ意見を聞く講義スタイルはゼミナール的であり、氏の優しいお人柄によるところもあって、終始和やかな雰囲気で進行しました。

物事の判断の適否を他人に頼るのではなく自分自身で考察し決定せよ、という半田先生のメッセージは、受講生の皆さんの心に強く響いたのではないでしょうか。
(2013年12月2日 家づくり学校公式ブログより転載)
11月30日、家づくり学校2年生「古建築」の引率講師として、近年国宝に指定されたばかりの歓喜院聖天堂と鑁阿寺本堂を訪れました。

写真は、歓喜院聖天堂です。
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BUILTLOGIC/創作日誌「『古建築』の下見へ」
富士山が真白に冠雪する今頃、ようやく稲刈りを行いました。

これらはたった一粒の種籾から育ったものです。
11月25日、栃木の建築家の方々のお招きにあずかり、宇都宮へ。
木造伝統構法に関するお話をさせていただきました。

写真は旧篠原家住宅・石蔵の外壁。
市内をご案内くださった星裕之さんと伊藤康裕さんへ厚く御礼申し上げます。
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POHのBLOG「11月例会」
11月24日、家づくり学校1年生第6回「木から考える」で、松本直子さんと私が講師をさせていただきました。

詳細は家づくり学校公式ブログの杉浦充さんによる報告記事をご参照ください。
(写真:杉浦充さん)
週末、宮崎のアニキ達(K兄とK姉)が来京。
久しぶりに夕食をご一緒しながら愛情溢れる叱咤激励をいただき、「先輩というものは本当に有り難いものだな」とあらためて思いました。

写真は数年前に撮影した新橋駅前の電飾です。