博多散策

Tさんの畑から博多の街へ戻り、まだ時間があったのでタクシーで福岡県立美術館へ。
ここを訪れるのは初めてです。
企画展示室では「詩人の眼 大岡信コレクション展」が開催されていましたが、私にはほとんどが「???」の世界……。
むしろ常設展示室にあった高島野十郎(1890~1975)の古典的な油彩画に魅せられました。

その後、天神にある赤煉瓦文化館(設計:辰野金吾+片岡安)を見物。
そして豚骨ラーメンを食べました。コレハ欠カセナイノダ。

それから川沿いを歩いて中州へ。
誘蛾灯に群がる蛾の如く、屋台の賑わいに引き寄せられましたが、一人ではツマラナイですね……。

誘惑を振り切ってさらに歩いていると、祗園辺りで漫画「クッキングパパ」に出ていたウドン屋さんを発見。
思わずゴボウ天ウドンを食べてしまいました(夕食2度目)
旨いぞっ!

いつもタクシーや地下鉄を利用していましたが、博多の街は徒歩でも十分散策できますね。

Tさんの畑へ

少し前の話ですが、11月10日にふたりの知人、TさんとMさんを訪ねました。
Tさんは脱サラして農業を始めたばかり、Mさんはそのお手伝いをされています。
幾つかあるうちのひとつの畑を案内してくださいました。

農薬を出来るだけ使わないようにしているため、キャベツは虫達に激しく喰い荒らされています。

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ここまで行くと、もはやアートの世界です(笑)
他の畑と比べて、モンシロチョウの数の多いこと!
テントウムシもいました。

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それでも出荷する時はこの通り。

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♪仕事キッチリ♪
ちなみにニンジンは間引いたものです。
「お土産にどう?」と言っていただきましたが、諸般の事情により泣く泣くあきらめました。

次回は草取りを手伝う名目で、大きなナップザックを担いで行くのだ。

倉敷建築旅行その6(「MTT社屋」 設計:神家昭雄)

11月12日、倉敷旅行2日目です。

まずは神家昭雄さん設計の「MTT社屋」へ。水路のほとりに建つ美しい社屋です。
この建物も、古民家を再生したものです。

石とクローバーによるアプローチが素敵です。

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水路のすぐ脇にテラスが設えられています。

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構造補強としては、既存外周壁の内側に新しい柱列と桁を建て梁間方向の構造壁を増やし、2階床を受ける梁を増設する方法が採用されています。
よく見ると、新規の梁は既存壁と縁が切れています。

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このように構造補強を意匠的にも明快に表現しているところが、なんとも心憎いですね。

内部空間といい外構といい、古民家再生という枠組を超越した実に素晴らしい建築でした。

倉敷建築旅行その5(楢村徹設計室「創想舎」 設計:楢村徹)

夕方になり、総勢14名で楢村さんの事務所「創想舎」へお邪魔して、色々とお話をうかがいました。

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ここは、江戸期の藍染めの作業納屋を再生したものだそうです。
製図室とは別に十分な広さの打合せ室や事務室が完備しています。
その広さといい、美しい設えといい、楢村さんの優雅な設計活動が想像されて、家づくりの会メンバー全員が羨望の面持ちでした。

倉敷建築工房 楢村徹設計室のHPには、氏が倉敷で手がけられた仕事の地図が掲載されています。
個々の作品は勿論のこと、ひとつの地域でこれだけの数の良質な建築を造っておられることに、とても感銘を受けました。

倉敷建築旅行その4(さらに街を散策)

小高い丘から倉敷の街を見下ろしました。

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このような瓦屋根が連続する風景を見ると、よそ者の私でも懐かしく感じます。
何故でしょう?

ある商家の中庭にあった樹齢ウン百年というツツジです。

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庭いっぱい枝を広げています。凄いですね。

その商家とお隣りとの間には細長い路地がありました。

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素材の選択も道の幅も適切で、実に趣きがあります。

ノロウィルスかな?

12月11日(月)は家づくりの会の忘年会でした。
一次会の後、千駄ヶ谷で二次会、三次会へと繰り出します。
最初は40人くらいだったメンバーも、少しずつ減っていき、三次会に残ったのはわずか6名。
入って間もなく閉店時間になってしまい、私を含む残った数名はタクシーで中野のバーへ移動(四次会!)し3:00過ぎまで……。

翌朝は当然起き上がれません。
昼近くになって、便所へ行きたくなり目を覚ましました。
詳述は避けますが、お腹を酷く壊してしまい……。
夜になっても全く治らず、さらに熱まで。食欲も無く、この日は絶食。
たぶん軽い風邪で明日には治るだろう、とタカをくくっていたのですが、翌日になっても腹具合はおさまらず、便所と布団とを頻繁に往復……。
これは意外に体力を消耗します。微熱もありフラフラです。この日も何も食べられず……。

こんな調子だったので、先週は完全に仕事をお休みしてしまいました。
土曜にようやくお粥を一膳食べられるくらいに回復、月曜から晴れて会社へ行くことが出来ました。

今回の一件、感染源はどうやら母のようです。
本人は頑としてその事実を認めませんが(笑)、間違いなく同じ症状です。

あぁ、こんなにツライ思いをしたのは何年ぶりでしょう!
皆様におかれましても、季節柄くれぐれもご自愛ください。

倉敷建築旅行その3(散策中に気になったモノ)

倉敷の街を歩きながら私が気になったモノです。

道路に面する空調室外機を隠す工夫。

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確かに剥き出しでは街並みと調和しませんよね。

大原美術館の向かい側に建つ大原孫三郎(事業家)の迎賓館の塀です。

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一見何の変哲も無い塀に見えますが、この下見板はなんとチークだとか!
昭和初期のものらしいですが、今でも十分健在です。

歩きながら見つけた下見板に見せかけた可愛らしいポストです。

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蓋を開けると呼び鈴も現れます。
さりげない工夫が実に愛らしいですね。

倉敷建築旅行その2(倉敷のモダニズム建築)

倉敷の街の魅力は、その基本に江戸時代の風情を残しながらも、古今東西様々な要素がモザイク状に程よく散りばめられているところかもしれません。

下は浦辺鎮太郎設計の国際ホテル。

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下2葉は丹下健三設計の旧市庁舎(今は市美術館)。

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いずれも外壁に吹付け材が塗布され、いささか悲しいものがありますが、そのデザインは今でも新鮮です。
国際ホテルの、モダンデザインに日本の屋根のイメージ(?)を盛り込もうとする試みは、十分成功していると思います。
旧市庁舎の方は、コンクリート壁に設けられた目地のデザイン、彫塑的な階段などが実に素晴らしいです。
こちらも日本的モチーフがさりげなく取り入れられています。

倉敷建築旅行その1(倉敷の街を散策)

11月11日から、家づくりの会有志による倉敷建築旅行に参加しました。
お昼近くに倉敷に到着、昼食はレストラン「蔵ぷーら」へ。
このレストランは建築家・楢村徹さんの作品で、古民家を再生活用した建築です。

この日は楢村さん直々のご案内で倉敷の街を散策しました。願ってもないことです。
下写真の右手建物が蔵ぷーら。

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下は大橋家(国重要文化財)の土間部分。

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その後、美観地区を歩きました。
下は大原美術館そばのナマコ壁。

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これぞ倉敷、という感じですね。

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目黒川の紅葉

日曜日の目黒川沿いの様子です。

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川沿いは桜並木になっています。

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盛りを2~3日過ぎた感じでしたが、ささやかな紅葉狩りを楽しみました。