富山研修旅行その3(瑞龍寺へ)
午前中にキマドの工場見学を終え、昼過ぎに富山駅で解散。
せっかく富山まで来たのにこのまま帰るのは惜しいと思い、お仲間数人と高岡の瑞龍寺へご一緒しました。
瑞龍寺は、前田利長公の菩提を弔うため三代藩主利常公によって建立されました。
典型的な曹洞宗の伽藍配置を残す貴重な遺構です(ご一緒した建築家・古川泰司さんによる大変興味深いブログ記事がありますのでご参照ください)。
仏殿、法堂、山門が国宝に、総門、禅堂、高廊下、回廊、大茶堂が重要文化財に指定されています。
私は今回初めて訪れました。

詳細な解説は瑞龍寺のHPをご参照ください。
私の印象では、鎌倉時代建立の禅宗建築、国宝・円覚寺舎利殿(神奈川県鎌倉市)や同じく国宝・正福寺地蔵堂(東京都東村山市)などと比べると、各部材がいささか野太い感じを受けました。
時代が大分下っていること(瑞龍寺は江戸初期建立)と雪の多い土地柄ゆえでしょうか?

大茶堂の天井は緩やかな円弧を描き、土塗りに漆喰で仕上げられています。
建物を防火構造とするための工夫なのだとか。大変珍しい事例です。

軒裏にも漆喰が塗られています。

伽藍の北西端には、美しい石廟が立ち並んでいました。

わずかに緑色がかったこの石は、越前笏谷石(シャクタニイシ)と呼ばれる凝灰岩。
とても綺麗な石で、機会があれば使ってみたいものです。

季節は晩秋、まだわずかに残る紅葉が伽藍を美しく彩っていました。
(つづく)
昨日は新しい仕事の打合せのため群馬県桐生市へ。
お客様が昼食に桐生名物・ソースかつ丼を御馳走してくださいました。

ありがたいことです。
なんでもご飯を固めに炊くのが美味さの秘訣なのだとか。
誠に美味しゅうございました。
進行中の集合住宅は、外構工事に突入しました。
敷地と前面道路とは高低差があるので、低い擁壁を設けねばなりません。
コンクリートのハツリ仕上げ(注1)を採用しました。

6尺(約1.8m)間隔で目地を入れ、端を20ミリ程度残してハツります。
水抜きパイプも目地位置に合わせました。

下の赤い線が最終的な地面のレベルとなります。
仕上げた職人さんが道具を見せてくれました。

端部は、欠けやすいので、上の道具を用いて慎重に手でハツります。

その他は上の機械を用いるそうです。
いずれも先端がビシャン(注2)の形になっていますね。
彼等のおかげで、とても美しい仕上がりになりました。
(注1)コンクリートの表面をタガネやドリルで荒らして岩肌風に仕上げること、または既存コンクリート構造物をドリル等で破壊することを、建設業界では「ハツる」と呼びます。
(注2)ビシャンとは、石を加工する際に用いる先端に凹凸のある金槌状の道具。
昨日は集合住宅の工事監理ならびに打合せ。
一部足場が解体され、外観が見え始めました。

バルコニーの手摺壁が床面から浮いているのが、写真でお分かりになるでしょうか?
手摺を壁梁として扱い、スリットを設けているのです。
この日の夜は工事関係者の新年会、例によっていささか飲み過ぎてしまい……。
完成まで残すところ1ヶ月余り、二日酔いに気を付けつつ、引き続き頑張ります。
我が家のキャベツ、3つのうち2つを収穫した後、残りのひとつをしばらく放置していたら、鳥につつかれてしまいました。

犯人はおそらくヒヨドリと思われますが、鳥達にとっても甘くて美味しいのか、はたまた冬なので余程エサに困っているのか?
いずれにせよ慌てて収穫し、ロールキャベツにして頂きました。

湯気のため、いささかレンズが曇っております(笑)
今回の成功に味をしめた私、次回は夏の収穫を目指します。
食べた残りのミツバを母がコップに指しておいたら、根も茎も伸びてきました。

ミツバは水耕栽培で上手に育てると、年に何度も収穫出来るのだとか。
すかさず父が、水を液肥入りのものに替えていました(笑)
昨日は午後から集合住宅の工事監理へ。
下は、関係者全員で屋上の防水工事状況を確認しているところ。

階段室も好い感じになってきました。

現場での打合せが長時間に及んだため、この夜出席予定だった会合を欠席しました。
その後、打合せは簡単な新年会へと発展し、現場事務所で軽く(?)飲んでいたところ、
欠席した会合の先輩方から電話があり「いつもの店で飲んでいるよ」と……。
年功序列を重んずる私としては、すかさずタクシーに飛び乗り、23:30頃酒席へ参加、1:00過ぎまでご一緒したのでありました……。
夕焼け(08年12月31日)
当社は今日が仕事始め、年賀状の整理等、雑用に追われる一日でした。

写真は昨年の大晦日、我が家から見た夕焼け。
中央やや左に富士山がくっきりと浮かび上がっているのがお分かりになるでしょうか?
そして下は同じ時間に写した飛行船です。

実はこれ、NHK紅白歌合戦に登場していたもの。
空をグルグルと何度も回り続けており、「おかしな動きをする飛行船だね」と家族で話していたのですが、番組を見て謎が解けました。
元旦の昨日、東京地方は素晴らしい晴天に恵まれ、中野区にある我が家からも富士山を望むことが出来ました。

小さくしか見えないのですが、やはり富士は日本一の山、美しいですね。
さてその日の夕方、我が家のキャベツに手を伸ばす不心得者が二人!
誰じゃ?!

ナンチャッテ、犯人は遊びに来た甥と姪でした(笑)
妹がキャベツを支え、兄が茎を鋏で切ろうとしているところです。

二人で協力する姿が、なんとも微笑ましいでしょう?
きっと喜ぶだろうと一個を進呈したのですが、キャベツを抱えて嬉しそうにしている子供達を見ていたら、こちらまで楽しい気分になりました。
山本成一郎設計室は、1月5日までお休みさせていただきます。
先日開花したイチゴが、年末頃から実を付け始めました!

怠け者の私はビニルで覆う等の防寒措置をとらず完全に放置しているのですが、さて、このままうまく成長してくれるでしょうか?
山本成一郎設計室は、1月5日までお休みさせていただきます。