昨年同様、今年もネギ坊主を出してしまいました……。
増えすぎて食べるのが追い付きません。
レンゲ草の花が咲き始めました。
特に種蒔きはしておらず、こぼれ種から育ったものです。
2種類のジャガイモを植え付けました。
写真の「メイクイーン」と、もうひとつは「アンデス赤」です。
大きなジャガイモが沢山とれますように。
以前街で見掛けた「光のタトゥー」(注)。
ガラス・カーテンウォールの反射光が、向かいのビルに不思議な影を落としていました。
(注)「光のタトゥー」とは、大都会の構築物が偶発的に作り出す光の妙を、デザイナー・川畑博哉氏が名付けたもの。
ご興味のある方は、氏の写真集「光のタトゥー」(K PRESS)とブログをご参照ください。
花冷えでしょうか、いささか肌寒い今日の東京地方。
渋谷・道玄坂沿いの看板建築群は健在でした。
昨日は地元の友人達とお花見へ。
私の事なので、花を愛でる時間が飲んでいる時間より圧倒的に少なかった訳ですが(笑)
写真はエゴノキの新芽です。
伝建地区見学の後は、中谷宇吉郎雪の科学館(設計:磯崎新 1994年)へ。
2階に位置する六角三連の塔(雪の結晶がモチーフ)がエントランスとなっています。
階段を下り展示室へ。
雪を作る実験を見学する我々。
ジョイストスラブを用いた無柱空間に円筒状のブース等が配されています(この写真のみ松本啓介さん撮影)。
人工霧を発生させるスロープ状の中庭。
奥にあるティールームのガラス越しに柴山潟が望めます。
見返せば象徴的な六角塔が。
建物前面にスロープ状の造成を行い、2階レベルへと誘うランドスケープ。
基壇と上部構造という明快な建築構成。
展示室から中庭を経て屋上へとスロープを折り返して用い遠近感を強調する仕掛け。
磯崎氏の非凡さを再認識した次第です。
(つづく)
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家づくり学校公式ブログ「家づくり学校の修学旅行・その1」
かれこれ一月くらい歯痛に悩まされています。
こんな時私が思い起こすのは、坂口安吾「不良少年とキリスト」冒頭の歯痛に苦しむ部分。
大変愉快なので是非ご一読ください。
さて昨日、そんな歯の治療後、近くの公園へ寄り道しました。
桜は勿論
ボケ
ハナニラ
タンポポ
ムラサキハナナと
どの花も春の訪れを謳歌している様子。しばしの間、歯の痛みを忘れる事が出来ました。
続いて集落を散策します。
街歩きの楽しみは、建物のみならず様々な物や人と出会う事。
各住戸共通の棟端部の瓦納まり。この地方独自の形式なのでしょうか?
小高い山の斜面に家々は建ち、緩やかな登り坂を進みます。
脇には水路が流れ、橋や階段等には無垢の笏谷石がふんだんに用いられています。
水路脇の擁壁に用いられた笏谷石。
下部は平板釘留め、上部は真物積み。西根地区集落を思い出しました。
亀甲形の間知ブロック。
こちらは砂岩による擁壁。
こんな面白い形のブロック塀もありました。
街並みに配慮しての事でしょう、桧皮で覆われた排水管。
坂を登り切ると、赤瓦で統一された集落とその向こうに日本海。
下り道でお孫さん連れのお年寄りと擦れ違うと、にこやかに声を掛けてくださいました。
(つづく)
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先月末、家づくり学校有志で北陸を訪れました。
まずは加賀市加賀橋立地区伝統的建造物群保存地区にある蔵六園(旧北前船主・酒谷家)へ。
オエ(注)の力強く美しい架構。
ザシキに面する縁と土間。これらを軒下に取り込んでいるのは積雪対策でしょうか?
続いて北前船の里資料館(酒谷長兵衛邸)へ。
屋根の棟部分には笏谷石(シャクダニイシ)が用いられています。
外壁の竪羽目板には虫食いの船板を再利用しているのだそうです。
(つづく)
(注)「オエ(御上)」とは、居間や接客の場として使われる部屋。
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