前回の続きです。
実久(さねく)の美しい海を見下ろす山に、先の戦争時の痕跡が残っています。
山登りと参りましょう。

麓には傷んではいるものの当時の兵舎が残されていました。
外壁はドイツ壁。ガイドの本村さんによれば、敵機から見付かり難くする為なのだそうな。
塀も三角形の控え壁が設けられた剛強な造りです。

床は畳敷き、壁は漆喰、そして竿縁(さおぶち)天井と極(ごく)普通の座敷だったようです。

そして漆喰塗りの下地は木摺(きずり)。
斜め張りとして耐震面に配慮しているのが流石です。

見て回ったところ、RC造(主要構造壁)と木造(床と間仕切壁)と鉄骨造(屋根)の複合構造のように思われます。
本村さんに「ゲイター」なる裾廻りの泥除けとステッキをお借りして、さあ、いよいよ山登り開始です。
