ラジオや雑誌を通じてビートルズと同時代に活躍したロックバンドにも魅せられた私は、是非とも関連レコードを手に入れたいと思いました。
とは言え、お金の無い中学生の事、そんなに沢山買える訳がございません。
一計を案じた私は、効率良く彼等の音楽を聴く為に、主にベスト盤を入手すべく、家から自転車に乗って西新宿の輸入レコード店まで買いに行っておりました。
円安の現在では考えられませんが、当時は輸入盤(特に米盤)の方が安価でジャケットの色も綺麗だった(特にビートルズ)のでございます。

そんな数あるバンドの名曲の中から、本日はキンクスの「ローラ」(1970年)を。
写真は、同曲がタイトルとなったキンクスのベスト盤、私が買い求めたレコードです。
自分のコレクションは納戸の奥深くに眠っているので、インターネットで画像を探し出しました。
娘と川越へドライブしてきた妻の御土産、たまどら。
なんて可愛いんでしょう、食べちゃいたいくらい!

と言う訳で食べちゃいました、小デブながら……。
カロリーを気にして妻と半分こ、誠に美味しゅうございました。
気が付けば白粉花(オシロイバナ)が彼方此方(あちこち)で咲き始めています。

この花が咲いていると言う事は、気分はもう夏、と感じる私です。
雨の水曜日、「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」展を再訪しました。
広瀬アーカイブスの寺内朋子さんから聞いたSH-1(設計は我が師・広瀬鎌二)に関する記述の誤りについて確認するのが主な目的です。

寺内さんからの御指摘と私が気付いた点とを合わせ、以下に記します。
・「SH」を「スチールハウス」と記している。おそらくそうなのだろうが、生前広瀬はその事を明言してはいない。
・SHシリーズが72棟全て完成したように書かれているが、欠番もかなりある。
・展示パネルに、木造建築より安価な云々、の記述があるが、必ずしも木造より安価では無い。
・初心者向け無料パンフレットにSH-1がセルフビルドのように書かれている。
重箱の隅をつつくようですが、建築関連の書籍や展示には人間が行うものである以上間違いもあり得るのだ、という事実を申し上げておきたく存じます。
それはさておき、前回は学生達への説明に追われ読む事が出来なかった各作品の展示パネルを、この日は時間を掛けて熟読。
3時間ほど滞在しましたが、それでも全てを読み切れず……。
結果、個人的には、現代住宅は100年前に既に完成しており其の後は大して進化していないと改めて思い知らされた事、そんななか藤井厚二の「聴竹居」が私達日本人の目指すべき地平を依然として示唆しているように思える事、の2点が深く印象に残った次第です。
通勤路にて、昔ながらの大谷石による擁壁。

最近は減ってきましたが、かつて東京の住宅地では至る所で大谷石が使われていました。

随分前に書きましたが、童謡「たきび」の元になった竹垣です。

竹垣の落とす影もまた、いとおかし。
いつまでも残っていてほしい風景です。
Threadsに皆さんがアップする飼い猫画像に日々癒されています。
私も載せたいですが飼っていないので、他所様の子を1枚。

猫カフェにて熟睡する猫ちゃん。
私が近付いても微動だにしませんでした(笑)
前回御覧に入れた事例から7年も間が空いてしまいました……。

江戸東京たてもの園からの帰途見付けた高圧鉄塔の忍び返しです。
和歌山までパンダに別れを告げに行った娘からの御土産、柚もなか。
小デブなのですが、仕方がありません……。

誠に美味しゅうございました。