弘前市斎場の見学をもって修学旅行は終了です。
しかし、折角青森まで来たのだから延泊してひとつでも多く建築を見たいと思うのが人情というもの。
そこで帰路に就く皆さんを見送った後、石黒隆康さん等数名と青森に投宿、荷物を置くや直ちに「ゆうぎり」へ。
これは白魚、いわゆるひとつの踊り食いです(←長嶋茂雄さん調で)。
この他、烏賊の刺身や粕汁等、盛り沢山。
いずれも誠に美味でありまして、気の置けない仲間達との青森の夜は楽しく更けて行きました。
(つづく)
(写真は小疇知子さんから拝借しました)
弘前市斎場の見学をもって修学旅行は終了です。
しかし、折角青森まで来たのだから延泊してひとつでも多く建築を見たいと思うのが人情というもの。
そこで帰路に就く皆さんを見送った後、石黒隆康さん等数名と青森に投宿、荷物を置くや直ちに「ゆうぎり」へ。
これは白魚、いわゆるひとつの踊り食いです(←長嶋茂雄さん調で)。
この他、烏賊の刺身や粕汁等、盛り沢山。
いずれも誠に美味でありまして、気の置けない仲間達との青森の夜は楽しく更けて行きました。
(つづく)
(写真は小疇知子さんから拝借しました)
自由行動の後は、再び皆で木村産業研究所(1932年)へ。
前川國男(1905~1986)のデビュー作です。
見上げながらフランス国旗を思い浮かべたのは私だけでしょうか?
弘前市斎場(1983年)、前川の遺作。
その静謐で厳かな空間に佇み、深い感動を覚えつつ
「亡き父もこんな斎場で送ってやりたかったな」と考えていました。
上写真は、同斎場で遠藤知絵さんが撮影してくれたもの。
左から後藤孝さん、ワタクシ、石黒隆康さん。
「強制収容所に入れられた三人の政治犯ではないか?」との説が一部で流れています(笑)
ご一緒した若い方々から見ると、今回見学した前川作品はいずれも派手さは無く、建物によっては鈍重な印象すら受けた事でしょう。
しかし私は思うのです。
パイオニアは極めて発明的ではあるが、決して最初から洗練された造形を生み出す事は出来ない。
それを後から模倣する者達がより上手に美しく見えるものを作るのだ、と。
我が国の戦後建築界のリーダーとして常に先頭を走らざるを得なかった前川國男という建築家は、そのような意味で評価されるべきではないでしょうか。
そして、そんな巨匠・前川ですら、ひとつの手法に安住することなく常に挑戦的試みを続けていたという事実に、私はあらためて尊敬の念を抱いた次第です。
(つづく)
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今年度は専門学校でも講義を担当することになりました。
学生諸君は仕事を終えてから来るので、夕食もろくにとれぬまま授業に臨むのだそうな。
大変でしょうが一年間一緒に頑張りましょう。
(写真は学校のHPから拝借しました)
今年もネギ坊主を出してしまいました……。
気付くのが遅かったので、去年のように天麩羅にするのは難しそうです。
続いて一行は弘前城址へ。
ここで自由行動とし、めいめいが好きな所を目指します。
私としては前川國男(1905~1986)が設計した建築群を是非とも見たいと思っておりました。
弘前市みどりの相談所(1980年)
さすがタイルの割付が完璧。打込みタイルの朱が強いのが意外でした。
弘前市立博物館(1976年)
こちらは東京都美術館(1975年)等と同じ、やや黒ずんだ打込みタイルを纏っています。
残念ながら改修工事中のため外部のみ見学。
弘前市民会館(1964年)も改修工事中で見学出来ず……。
立ち並ぶ壁が外観デザインのテーマとなっており、端部を見せる壁と面を見せる壁とで型枠の割付を変えています。
弘前市庁舎(1958年)。典型的なモダニズム建築。
これに隣接して打込みタイルで覆われた増築棟(1972年)があります。
(つづく)
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我が家は秋山農場さんから毎月お米を送ってもらっています。
昨秋届いた荷物の中には、お米の他に稲穂が数本入っていました。
それらを種籾とし、水に漬けておいたところ
数日間で無事発芽。
今週末にでも土に植え直す事に致しましょう。
T先生からキャンパス近くの藤の花が満開と聞き及び、早速見物。
辺り一面に芳香が漂っていました。
風を避けてでしょうか、ビルの出入口床にアゲハチョウが止まっていました。
いつもながら、自然の造形美には感心させられます。
盛美園の植栽には頑丈そうな雪囲いが施されていました。
まるで竪穴式住居が建ち並んでいるかのよう。
こうしたその土地ならではの風物詩と出会うのも旅の楽しみのひとつです。
(つづく)
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修学旅行二日目は、まず盛美館へ。
下層を和風、上層を洋風とした和洋折衷の建築。私は初めて訪れました。
2階は立ち入り禁止だったため、一風変わった磨き壁を見学出来ず残念……。
雪の無い季節に再訪し、名園とされる庭も眺めてみたいものです。
(つづく)
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