家づくり学校修学旅行2013(その8)

翌日、延泊組は青森県立美術館へ(設計:青木淳 2006年)。
レンガという素材に染み付いた固定観念(おそらくそれはノスタルジックなもの)を払拭しようというのか、全てを白く塗り潰し極めて平板な扱いにしています。

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先に見学した仙田作品前川作品では空間構成に序列(ヒエラルキー)を与えそれを明快に表すことに腐心しているのに対し、この美術館では各々の要素が放り出され偶発的に隣り合っているかのような印象(実際には建築家による周到な操作があると思われますが)。
茫洋とした迷路的な空間が、絶対的な価値観を見出しにくい現代という時代を、見事に表現していると感じた次第です。

長々と書いてまいりましたが、修学旅行のお話はこれにておしまい、また来年を楽しみに筆を置く事に致します。
幹事の椛澤・村田・宮野のお三方、見学の際にご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。

(写真は石黒隆康さんのブログ記事から拝借しました)

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家づくり学校公式ブログ「家づくり学校・修学旅行(その3)

タマネギの間引き

ずっと放置していたタマネギの間引きと移植をようやく行いました。
完全に時期外れであります……。

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さて、間引いたものはどうやって食べようかしらん?

テントウムシ

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「よいしょっと」

イチゴ結実

イチゴの実が生り始めました。

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収穫が楽しみです。

竹林

都内某所を散策中に竹林と出会いました。

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竹が風に揺られる様はなんとも風情があります。

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下を見れば、筍(タケノコ)として食される事を免れた苗が大きく生長していました。

稲の育苗

発芽した種籾を土に植え替えました。

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丈夫で元気な苗に育ちますように。

新宿御苑大温室 設計:日本設計 平成24(2012)年

所用で四谷三丁目へ行った帰り、新宿御苑へ寄り道し大温室を見学してきました。

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構造部材の殆どが現場溶接による組み立てで、おそらく建設には相当な技術力を要したのではないでしょうか?
その甲斐あって、透明感溢れる美しいガラス建築となっています。

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一方、建物南側を西から東へ歩きつつ眺めると、あたかも屋根架構が回転するかのように感じられます。
この視覚的効果は建築家が狙ったものでしょう、非常に斬新な手法と感服致しました。

家づくり学校修学旅行2013(その7)

弘前市斎場の見学をもって修学旅行は終了です。
しかし、折角青森まで来たのだから延泊してひとつでも多く建築を見たいと思うのが人情というもの。
そこで帰路に就く皆さんを見送った後、石黒隆康さん等数名と青森に投宿、荷物を置くや直ちに「ゆうぎり」へ。

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これは白魚、いわゆるひとつの踊り食いです(←長嶋茂雄さん調で)。
この他、烏賊の刺身や粕汁等、盛り沢山。
いずれも誠に美味でありまして、気の置けない仲間達との青森の夜は楽しく更けて行きました。
(つづく)

(写真は小疇知子さんから拝借しました)

家づくり学校修学旅行2013(その6)

自由行動の後は、再び皆で木村産業研究所(1932年)へ。

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前川國男(1905~1986)のデビュー作です。
見上げながらフランス国旗を思い浮かべたのは私だけでしょうか?

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弘前市斎場(1983年)、前川の遺作。
その静謐で厳かな空間に佇み、深い感動を覚えつつ
「亡き父もこんな斎場で送ってやりたかったな」と考えていました。

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上写真は、同斎場で遠藤知絵さんが撮影してくれたもの。
左から後藤孝さん、ワタクシ、石黒隆康さん。
「強制収容所に入れられた三人の政治犯ではないか?」との説が一部で流れています(笑)

ご一緒した若い方々から見ると、今回見学した前川作品はいずれも派手さは無く、建物によっては鈍重な印象すら受けた事でしょう。
しかし私は思うのです。
パイオニアは極めて発明的ではあるが、決して最初から洗練された造形を生み出す事は出来ない。
それを後から模倣する者達がより上手に美しく見えるものを作るのだ、と。
我が国の戦後建築界のリーダーとして常に先頭を走らざるを得なかった前川國男という建築家は、そのような意味で評価されるべきではないでしょうか。
そして、そんな巨匠・前川ですら、ひとつの手法に安住することなく常に挑戦的試みを続けていたという事実に、私はあらためて尊敬の念を抱いた次第です。
(つづく)

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授業開始

今年度は専門学校でも講義を担当することになりました。

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学生諸君は仕事を終えてから来るので、夕食もろくにとれぬまま授業に臨むのだそうな。
大変でしょうが一年間一緒に頑張りましょう。

(写真は学校のHPから拝借しました)