カトリック目黒教会(聖アンセルモ教会) 設計:アントニン・レーモンド 1954年
JR目黒駅のそばに建築家・故アントニン・レーモンドが設計したカトリック目黒教会(聖アンセルモ教会)があります。
私はキリスト教徒ではありませんが、会社の近所でもあり、たまに気分転換を兼ねて訪れています。
ここに来るとピンと張りつめた気分になれるからです。
この教会には鉄筋コンクリートを折り紙のように扱う独特の構造が用いられています。
正直なところ外観はあまりよいとは思えませんが、内部空間は実に素晴らしい。

壁の隙間から差し込む光が荘厳な雰囲気を盛り上げます。

灰色の壁を色とりどりに染めるステンドグラスからの光。

今回の写真は2月上旬の午後に撮影しました。
レーモンドの最高傑作とは言えないでしょうが、いつまでも残しておきたい優れた近代建築遺産のひとつです。
ソラマメの花とキャベツその後
ソラマメの花が咲きました。

白い小さな花です。
その隣では、先日触れたキャベツの芽も順調に成長しています。

3株のうち、これが一番元気なモノ。
このまま育てて、再度結球するかどうか見届けたいと思います。
昨秋から育てているソラマメの蕾が膨らみ始めました。

あと何日くらいで咲くのでしょう?
当座の楽しみが出来ました。
この冬、東京地方では雪がほとんど降っていません。
このまま春になってしまうのでしょうか?

写真は軒先のつらら。数年前に山形の友人を訪ねた際、連れて行ってもらった慈恩寺(山形県寒河江市)にて撮影しました。
富山研修旅行その4(最終回・森家へ)
高岡の瑞龍寺を参拝した私達は、その後富山へ戻り、海辺の町・岩瀬にある北前船回船問屋森家(重要文化財)を目指しました。
岩瀬までは富山ライトレールというモダンな路面電車に乗ります。

閉館間際に到着、滑り込みセーフで見学することが出来ました。


長押の釘隠しが凝っています。
これは鶴、ピンボケでスイマセン。

そして、亀。

ウサギの釘隠しもありました。この画像はrabi王さま(注)へ捧げましょう。

森家を出ると、既に陽は落ち、美しいはずの街並もよく見えず……。
岩瀬でのんびりし過ぎた私達は、ダッシュでライトレールに飛び乗り、大慌てで富山空港を目指したのでした(笑)
(終わり)
(注)rabi王さまこと建築家の倉島和弥さんは、日本屈指のウサギ・グッズ・コレクターであらせられます。
今日の東京地方は、コートはおろかジャケットも要らないくらいの暖かさでした。
昨晩吹き荒れた生温かい強風は、やはり春一番だったのかしらん?
例によって会社近くにある林試の森公園を散歩しました。
河津桜が咲き誇っています。

ミツバチ達も忙しそうです。

一部の池では、手入れのためでしょうか、水が抜かれています。
なんとか水の豊富な隣の池へ移動しようとするカメを発見。

以前撮影したカメの一味かしらん?
最初彼(?)は滝へ向かって歩を進めていたのですが、「どうもここを登るのは無理だな……」とあきらめた様子で陸路に変更していました(笑)

こちらは、滝登りの途中でひと休み(笑)

池にはガマガエル(注)の卵がたくさん産みつけられていました。
卵はいささかグロテスクなので、なるべく入らないようにトリミングしております。

そよ風が心地よい、まるで初夏のような午後でした。
(注)「ガマガエル」とは俗称で、この公園に生息するものは「アズマヒキガエル」が正式名称のようです。
今日の午前中は、集合住宅の工事監理に行きました。
エントランスの石張り壁がほぼ完成しています。

まるでタイル壁に石模様のシールを張り付けたように見えるでしょう?
それが狙いなのです。
シャラの木が落とす影も好い感じ。
帰り道、面白い形に刈り込まれた松の木を見かけました。

松というより、マツタケのようです(笑)
冬の間は家庭菜園も小休止状態……。
現在寒風ふきすさぶ中健気に頑張っているのは、ソラマメ・エンドウマメなど冬を越す野菜達、いつでも元気なネギ、そしてイチゴです。
彼らと違って寒さに弱いワタクシメ、外に出るのが嫌で、このところ野菜達の様子を見る回数がメッキリ減りました(笑)
さて、昨日屋上へ出てみると、引き抜かずに放置していたキャベツの茎に、なにやら紫色のものが!

小さな芽でしょうか?
可愛いですね。しばらくこのまま様子を見ようと思います。
一方、お正月に触れたイチゴの実が、ほんのり赤くなり始めています。

ひょっとすると食べられるかも?
チョット楽しみです。
富山研修旅行その3(瑞龍寺へ)
午前中にキマドの工場見学を終え、昼過ぎに富山駅で解散。
せっかく富山まで来たのにこのまま帰るのは惜しいと思い、お仲間数人と高岡の瑞龍寺へご一緒しました。
瑞龍寺は、前田利長公の菩提を弔うため三代藩主利常公によって建立されました。
典型的な曹洞宗の伽藍配置を残す貴重な遺構です(ご一緒した建築家・古川泰司さんによる大変興味深いブログ記事がありますのでご参照ください)。
仏殿、法堂、山門が国宝に、総門、禅堂、高廊下、回廊、大茶堂が重要文化財に指定されています。
私は今回初めて訪れました。

詳細な解説は瑞龍寺のHPをご参照ください。
私の印象では、鎌倉時代建立の禅宗建築、国宝・円覚寺舎利殿(神奈川県鎌倉市)や同じく国宝・正福寺地蔵堂(東京都東村山市)などと比べると、各部材がいささか野太い感じを受けました。
時代が大分下っていること(瑞龍寺は江戸初期建立)と雪の多い土地柄ゆえでしょうか?

大茶堂の天井は緩やかな円弧を描き、土塗りに漆喰で仕上げられています。
建物を防火構造とするための工夫なのだとか。大変珍しい事例です。

軒裏にも漆喰が塗られています。

伽藍の北西端には、美しい石廟が立ち並んでいました。

わずかに緑色がかったこの石は、越前笏谷石(シャクタニイシ)と呼ばれる凝灰岩。
とても綺麗な石で、機会があれば使ってみたいものです。

季節は晩秋、まだわずかに残る紅葉が伽藍を美しく彩っていました。
(つづく)
昨日は新しい仕事の打合せのため群馬県桐生市へ。
お客様が昼食に桐生名物・ソースかつ丼を御馳走してくださいました。

ありがたいことです。
なんでもご飯を固めに炊くのが美味さの秘訣なのだとか。
誠に美味しゅうございました。