初夏を迎えるとイチゴはランナーと呼ばれる蔓を四方八方に出します。
やがてランナーには幾つもの子株が付き、これらがそれぞれ土に根付くことで、分身を増やしているのだそうな。

なにしろ屋上での鉢植え栽培。
ランナーが伸びても定着するはずもなく、これまでは毎年放置し枯れるにまかせていました。
が、今年は一念発起、育苗ポットに土を入れ、ランナーについた子株を土に誘導してやることに。

するとこの通り、上手く根付いてくれたようです。
ちなみにポットの数は全部で9つほど。
相変わらず欲張りな私です(笑)
残暑お見舞い申し上げます。

まだまだ厳しい暑さが続きます。どうぞご自愛ください。
平成22(2010)年夏
山本成一郎
今年のキュウリ栽培は、極めて順調、既に十数本の実が食卓にのぼっています。
と浮かれていたら、失敗しました。

植木鉢の裏側に生った実を見逃し、気が付いた時には既に黄色いおデブちゃんに……
仕方が無いので種を採ろうと思います。
ズボラのせいで5月の末から立秋明けの今日まで干し続けていた小麦。

いい加減に脱穀せねばなりませぬ。
意を決して始めたところ、稲と同じ脱穀方法ではどうも上手く行きません。
乾かし過ぎたせいかしらん?

そこで手のひらに麦の穂をのせ

穂を挟んだまま両手をゴシゴシと摺り合せることにしました。

するとこの通り、殻から小麦の粒が取り出せます。
脱穀と脱ぷ(注)が一度に済む上に、オテテもスベスベになるので一石二鳥(笑)
お肌が敏感な方には決してお勧め出来ない方法でありますが。

例によって実と殻とを分離する作業に手間取り、この写真の状態になるまで数時間を要しました。
総収穫量はわずか飯茶碗1杯分……。
雀など鳥達に随分食べられてしまったことが敗因と思われます。
(注)「脱ぷ」とは、籾殻を取り除いて実だけにすることを言うようです。

小玉西瓜を収穫しました。

右の二つは上出来、誠に美味しゅうございました。
左の二つは熟し過ぎて実がグズグズ……。
しかし甘さは一層増しています。
この他にも幾つか収穫しましたが、早過ぎたり、ちょうど食べ頃だったり、遅過ぎたり。
西瓜の収穫時期の見極めは本当に難しいですね。
稲の花が咲きました。

遅れて田植えをした「あきたこまち」も、「コシヒカリ」に追い付き、出穂、開花しています。
今月頭からもう1人、インターンシップの大学院生が来ています。

彼に与えられた仕事は、ヒノキの角材で作る構造模型。
苦労しつつも一所懸命頑張ってくれているようです。
ご報告が大分遅くなりました。
試し採りをした約1週間後、すべてのジャガイモを掘り出しました。

結構な量です。
小さなイモがもう少し育つかと期待していたものの、さほど変化無し。
むしろ、よく出来たイモから芽が出始めてしまい、待ったのはかえって失敗だったかも……。
収穫時期を見極めるのはなかなか難しいものですね。
今日も東京は猛暑……、しかしながら吹く風に秋の気配を感じます。

タカノツメが赤く色付き始めました。