今年もネギ坊主を出してしまいました……。

気付くのが遅かったので、去年のように天麩羅にするのは難しそうです。
続いて一行は弘前城址へ。
ここで自由行動とし、めいめいが好きな所を目指します。
私としては前川國男(1905~1986)が設計した建築群を是非とも見たいと思っておりました。

弘前市みどりの相談所(1980年)
さすがタイルの割付が完璧。打込みタイルの朱が強いのが意外でした。

弘前市立博物館(1976年)
こちらは東京都美術館(1975年)等と同じ、やや黒ずんだ打込みタイルを纏っています。
残念ながら改修工事中のため外部のみ見学。

弘前市民会館(1964年)も改修工事中で見学出来ず……。
立ち並ぶ壁が外観デザインのテーマとなっており、端部を見せる壁と面を見せる壁とで型枠の割付を変えています。

弘前市庁舎(1958年)。典型的なモダニズム建築。
これに隣接して打込みタイルで覆われた増築棟(1972年)があります。
(つづく)
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我が家は秋山農場さんから毎月お米を送ってもらっています。
昨秋届いた荷物の中には、お米の他に稲穂が数本入っていました。
それらを種籾とし、水に漬けておいたところ

数日間で無事発芽。
今週末にでも土に植え直す事に致しましょう。
風を避けてでしょうか、ビルの出入口床にアゲハチョウが止まっていました。

いつもながら、自然の造形美には感心させられます。
盛美園の植栽には頑丈そうな雪囲いが施されていました。

まるで竪穴式住居が建ち並んでいるかのよう。
こうしたその土地ならではの風物詩と出会うのも旅の楽しみのひとつです。
(つづく)
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修学旅行二日目は、まず盛美館へ。
下層を和風、上層を洋風とした和洋折衷の建築。私は初めて訪れました。

2階は立ち入り禁止だったため、一風変わった磨き壁を見学出来ず残念……。
雪の無い季節に再訪し、名園とされる庭も眺めてみたいものです。
(つづく)
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昨日から東洋大学2年生の授業が始まりました。

演習課題が中心のこの科目、学生諸君にとってさぞや大変だろうと思いますが、頑張ってもらいたいものです。
(写真は建築家・鈴木隆之さんのブログ記事から拝借しました)
メイクイーンが発芽しました。

動物であれ植物であれ赤ちゃんは何でも可愛いものですね。
続いて四同舎(湯沢酒造会館 設計:白井晟一 1959年)へ。
モノとモノとが直截にぶつかり合う、その逃げの無い厳しい納まりが空間に緊張感を与えています。
エントランス部分の花崗岩・ガラス・鋼製建具の取り合いにそれが顕著に見て取れました。

この建物は白井の最高傑作とは言えないでしょう。
しかし、この建築家が後に到達する唯一無二の境地、そこへ至るまでの苦悶を感じとれた事が、私にとっては大きな収穫でありました。
(つづく)
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