「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」再訪

雨の水曜日、「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」展を再訪しました。
広瀬アーカイブスの寺内朋子さんから聞いたSH-1(設計は我が師・広瀬鎌二)に関する記述の誤りについて確認するのが主な目的です。

寺内さんからの御指摘と私が気付いた点とを合わせ、以下に記します。

・「SH」を「スチールハウス」と記している。おそらくそうなのだろうが、生前広瀬はその事を明言してはいない。
・SHシリーズが72棟全て完成したように書かれているが、欠番もかなりある。
・展示パネルに、木造建築より安価な云々、の記述があるが、必ずしも木造より安価では無い。
・初心者向け無料パンフレットにSH-1がセルフビルドのように書かれている。

重箱の隅をつつくようですが、建築関連の書籍や展示には人間が行うものである以上間違いもあり得るのだ、という事実を申し上げておきたく存じます。

それはさておき、前回は学生達への説明に追われ読む事が出来なかった各作品の展示パネルを、この日は時間を掛けて熟読。
3時間ほど滞在しましたが、それでも全てを読み切れず……。
結果、個人的には、現代住宅は100年前に既に完成しており其の後は大して進化していないと改めて思い知らされた事、そんななか藤井厚二の「聴竹居」が私達日本人の目指すべき地平を依然として示唆しているように思える事、の2点が深く印象に残った次第です。

大谷石の擁壁

通勤路にて、昔ながらの大谷石による擁壁。

最近は減ってきましたが、かつて東京の住宅地では至る所で大谷石が使われていました。

竹垣


随分前に書きましたが、童謡「たきび」の元になった竹垣です。


竹垣の落とす影もまた、いとおかし。

いつまでも残っていてほしい風景です。

Threadsに皆さんがアップする飼い猫画像に日々癒されています。
私も載せたいですが飼っていないので、他所様の子を1枚。

猫カフェにて熟睡する猫ちゃん。
私が近付いても微動だにしませんでした(笑)

忍び返し

前回御覧に入れた事例から7年も間が空いてしまいました……。

江戸東京たてもの園からの帰途見付けた高圧鉄塔の忍び返しです。

福菱 柚もなか

和歌山までパンダに別れを告げに行った娘からの御土産、柚もなか
小デブなのですが、仕方がありません……。

誠に美味しゅうございました。

追悼

1日遅れましたが、昨日6月23日は慰霊の日。

沖縄戦での犠牲者の御冥福を祈り、合掌。

ゴダイゴ「グッド・モーニング・ワールド」

私だけでしょうか、思春期に親しんだ音楽を未だに好んで聴いているのは?
中学生の頃、友人E君達と中野駅南口にあった映画館(中野名画座?)へ「キタキツネ物語」を観に行きました。
お小遣いの少ない子供の事ですから、新作としてではなくリバイバル(再上映)で観たかもしれません。

この作品は、北海道の厳しい自然の中キタキツネの親子が逞しく生きる姿を描いたドキュメンタリー映画です。
劇中歌を担当していたのはゴダイゴ。
たしか子ギツネ達が草原を駆け抜けるシーンに、表題曲が流れていたものと記憶致します。
特にメインの場面と言う訳でも無かったと思うのですが、曲と映像が渾然となり私をいたく感動させたのでありました。
ミッキー吉野さんのピアノが最高です。

飛行機

中野区上空を航空機が飛ぶようになって既に久しいですが

何度見ても其の結構な低さに驚かされます。

「目白台の小住宅」 設計:若原一貴+若原アトリエ

土曜日、建築家・若原一貴さんの新作「目白台の小住宅」を見学させて頂きました。


僅か13坪の敷地に建つ小さな家ですが、絶妙な位置に配された階段と最上階に設けられた高天井のLDKにより、家全体が立体的なワンルームのようになっており、決して狭さを感じさせません。

氏の作品を見ていつも感心させられるのが、決して単調なミニマリズムに陥る事無く、新たな地平を目指して様々な試みをしているところ。


このLDK天井も、凡人なら段差を付けずに仕上げるところを敢えて写真の如く納め、空間のヒエラルキーを暗示しています。
御本人へも申し上げましたが、仏堂の内陣外陣のような手法です。


一見普通の大壁和室ですが、開口部手前に落とし掛け風の下がり壁を設けたり、畳の縁を細くしたりして、凡庸とは一線を画してします。


ミニマリストなら無理してノッペリ仕上げそうな外観も、メインフレームから必要なボリュームを素直に突出させ、雨仕舞も極く自然に納めています。

いつもながらの若様ワールド、大変心地好いのは言うまでも無く、大いに学ばせて頂き刺激を受けて参りました。