随分と背の低い鉄扉。
いったい何に使うのでしょう?
随分と背の低い鉄扉。
いったい何に使うのでしょう?
大学院の講義前に黒目川沿いを散策。
紫詰草(ムラサキツメクサ)の花が未だ咲いていました。
余談ながら、上写真を撮影しているとジョギング中の女性(私より年配)から声を掛けられました。
花の名前を聞かれたので答えただけですが、それをきっかけに知らぬ者同士が打ち解けるのは、実に気分の好いものです。
街中で花を撮影していると、こうした出会いが間々ございます。
雨の朝、ふと窓ガラスを見ると
小さな蛾が雨宿りしていました。
西表島・舟浮湾の航路標識。
何でも此処は、台風時に船の避難場所となるのだそうな。
療養中で酒が飲めない為、最近飲むのはジュース類ばかり。
此方はクランベリージュース。誠に美味しゅうございました。
先述の飛龍の翼の有無について続けましょう。
私見ですが、此処では中国故事の「登龍門」の意味が込められていると思われます。
実は中央間の肘木部分は左右とも鯉(ピントが甘くて申し訳ございません)。
中央間右の鯉、阿
中央間左の鯉、吽
一対の鯉が、龍門という河を登り切る事で龍へと変貌を遂げる。
即ち、この立身出世の物語を
鯉 → 未だ翼の生えない飛龍 → 飛龍(龍の子供) → 龍
と、時間軸における容貌の変化で、表現しているものと考えられるのです。
一見複雑な装飾も、丹念に読み解いて行くと、なかなか面白うございますね。
先に歓喜院聖天堂・拝殿向拝の阿吽の虎について触れました。
その梁を支える肘木に当たる部分で、飛龍も
阿(右脇間、阿の虎下右)
吽(右脇間、阿の虎下左)
阿(左脇間、吽の虎下右)
吽(左脇間、吽の虎下左)
と両脇間それぞれ一対に配されています。
そして以前御覧に入れた成獣である龍は、中央間に鎮座しているという関係性です。
なお、中央間寄りの2匹(写真2・3枚目)に御注目下さい。
これらには翼が無く、魚のヒレが付いています。その訳は?
些か長くなりますので、続きは次回にお話致しましょう。
お台場の窪地側から見た石垣の一部が
芋目地(注)に程近い納まりでした。これで強度的にも大丈夫なのかしらん?
(注)「芋目地(いもめじ)」とは、石造や煉瓦造等の組積造において、竪目地が2段以上連続したもの。
構造として用いる際は、強度面から上下段で継手をずらす、すなわち目地も当然ずれるのが一般的である。
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