吉島家を見学した後、7代目吉島休兵衛こと吉島忠男さん設計の向井邸を拝見させていただきました。
向かう途中でツバメの子供達を発見。可愛いですね。
しばらく歩くと宝形屋根の端正な住宅が目に飛び込んできました。
この屋根の軒裏はスノコ状になっています。
2階をぐるりと囲む縁側でもあると同時に、通風装置でもあるのです。
実に優れた工夫ですね。
下は和室。
居間です。梁あらわしの天井が美しいですね。
階段脇の格子壁。非常に手の込んだ組み方なのが写真でお分かりでしょうか?
飛騨の木材を十分に吟味して用い、構造と造作とが明快且つ美しく一体化された、誠に素晴らしい住宅でした。
(終わり)
(注)向井邸は「住宅建築」1983年7月号に掲載されています。