捨てようにも捨てられないもの-6「便利な納戸」

これまでお話してきたようなものを、とりあえずどこかに収納しておく、これが一番の解決策かもしれません。
そんな意味で、家にはやはり納戸が必要ですね。
私の師は建築計画学を研究していましたが、収納について
「多くの事例から収納面積と持ち物の関係を調べたが、結局分かったのは収納面積が広くなれば持ち物が増える、という当たり前のことだけ!」
と申しておりました。
私の経験では、延べ面積の2割くらい収納面積がある(押入やクロゼットも含め)と、暮らしやすいように思います。

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写真は拙作「土蔵のある家」です。
この家では変形9畳の納戸と広い小屋裏収納を設け、重くて運びにくいものは納戸に収納出来るようにしています。

(2006年4月1日 家づくりの会HP「建築家と話そう」より転載)