10月13日、家づくり学校1年生の第5回講義「木から考える」が行われました。
今回の講師は古川泰司さんと松本直子さん。
前半は古川さんのお話。
ご自身の著作「世界で一番くわしい木材」と「木の家に住みたくなったら」を参考書に、我が国の家づくりでは欠かすことの出来ない杉や桧等針葉樹の事を中心にお話くださいました。
日本の山の憂うべき現状を改善する為には大いに杉材を使うべきである、その際はどのような点に注意すべきか等々、基本的な事を押さえつつも、深く考えさせられる講義でした。
松本さんは木材に限らず自然素材にこだわった家づくりを実践されている建築家です。
今回は木材、中でも広葉樹について、カタログから規格品を選ぶのではなく産地と繋がり自在に用いる独自の手法に特化して、お話くださいました。
これは「素材から考える」での泉幸甫校長のお話に通じますね。
我が国の森林の現状を睨みつつ積極果敢に活動されているお二人の講義は、学生達にとってかなり刺激的だったのではないでしょうか?
(2012年10月17日 家づくり学校公式ブログより転載)