素晴らしい青空の広がる12月6日の日曜日、家づくり学校第8回「木から考える」の講義が行われました。
今回の講師は古川泰司さん。
我が国で家づくりをする上で避けては通れない木材に関するお話です。
我が国の木材自給率が20%を下回る(食料より低い!)という現実に慄然としたのは私だけではないはず。
さらには最新の木材乾燥技術、未成熟材を内包する小径木使用の注意など、目から鱗が落ちるお話の数々。
国産材、中でも現在山に潤沢にある杉材を上手に用いて家づくりをするには、設計者だけの力では到底無理であり、林業家、材木業者、工務店、そして研究機関等との交流が必要不可欠であると熱く語る古川さん。
氏が関わっておられる「木の研究会」での活動等、実例をふんだんに交えたお話に、おおいに刺激を受けた一日でした。
(2009年12月8日 家づくり学校公式ブログより転載)