奄美大島へ(その51)加計呂麻島 第18震洋隊基地跡

昨夜に続き、奄美大島旅行記その51です。
続いて本村さんが加計呂麻島に残る戦争遺跡のひとつ、第18震洋隊基地跡へ連れて行って下さいました。
震洋(しんよう)とは、先の戦争中に開発された特攻兵器で、小型ボートで敵艦に体当たり特攻を行うもの。
昭和20(1945)年8月13日に特攻作戦発動の令を受け出撃体制に入っていましたが、幸い待機のまま終戦になり特攻する事無く済んだそうです。


第18震洋隊183名の隊員を率いた隊長であり、戦後は小説家となった島尾敏雄(1917~1986)の文学碑。
氏の作品としては「死の棘」や「魚雷艇学生」などなど。申し訳ありません、私、未読です……。


これが震洋を格納していた豪。
ちなみに艇は1990年の映画「死の棘」で使われたレプリカなのだとか。


入口から数メートルはコンクリートが用いられていますが


その先は岩を穿ったママ。

私自身、伯父が特攻で亡くなっている事もあり、些か厳粛な気持ちになりました。