11月12日、倉敷旅行2日目です。
まずは神家昭雄さん設計の「MTT社屋」へ。水路のほとりに建つ美しい社屋です。
この建物も、古民家を再生したものです。
石とクローバーによるアプローチが素敵です。
水路のすぐ脇にテラスが設えられています。
構造補強としては、既存外周壁の内側に新しい柱列と桁を建て梁間方向の構造壁を増やし、2階床を受ける梁を増設する方法が採用されています。
よく見ると、新規の梁は既存壁と縁が切れています。
このように構造補強を意匠的にも明快に表現しているところが、なんとも心憎いですね。
内部空間といい外構といい、古民家再生という枠組を超越した実に素晴らしい建築でした。