倉敷の街の魅力は、その基本に江戸時代の風情を残しながらも、古今東西様々な要素がモザイク状に程よく散りばめられているところかもしれません。
下は浦辺鎮太郎設計の国際ホテル。
下2葉は丹下健三設計の旧市庁舎(今は市美術館)。
いずれも外壁に吹付け材が塗布され、いささか悲しいものがありますが、そのデザインは今でも新鮮です。
国際ホテルの、モダンデザインに日本の屋根のイメージ(?)を盛り込もうとする試みは、十分成功していると思います。
旧市庁舎の方は、コンクリート壁に設けられた目地のデザイン、彫塑的な階段などが実に素晴らしいです。
こちらも日本的モチーフがさりげなく取り入れられています。