JR目黒駅のそばに建築家・故アントニン・レーモンドが設計したカトリック目黒教会(聖アンセルモ教会)があります。
私はキリスト教徒ではありませんが、会社の近所でもあり、たまに気分転換を兼ねて訪れています。
ここに来るとピンと張りつめた気分になれるからです。
この教会には鉄筋コンクリートを折り紙のように扱う独特の構造が用いられています。
正直なところ外観はあまりよいとは思えませんが、内部空間は実に素晴らしい。
壁の隙間から差し込む光が荘厳な雰囲気を盛り上げます。
灰色の壁を色とりどりに染めるステンドグラスからの光。
今回の写真は2月上旬の午後に撮影しました。
レーモンドの最高傑作とは言えないでしょうが、いつまでも残しておきたい優れた近代建築遺産のひとつです。