なんて素敵な誕生日

今日1月7日は私の45歳の誕生日であります。
既に何人かの方からお祝いのお言葉を頂戴しました。
この場を借りて御礼申し上げます。

5時半頃には仕事を済ませ、家族との誕生会を楽しみに家路に就きました。
訳あって重要データ満載の外付けハードディスク(以下HD)を自宅へ持ち帰る必要があり、重いですし、道中HDをあまり揺らしたくないので、のんびりバスを乗り継いで帰ることに。
幸いなことにバス最後部の進行方向右側の席が空いており、HDをしっかりと胸に抱え座り込みます。
これでもう大丈夫。
安心するや急に眠くなり、船を漕ぎ始めたワタクシメ。

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どのくらい眠っていたでしょう?
突然、すぐ隣りで男性同士が罵り合う声が響き渡りました。
「バカヤロー!」
「なんだコノヤロー!」
一体何事だ?!
見れば、隣りのオジサン(推定60歳)とその向こう側のオジイサン(推定70歳)とで怒鳴り合っているのです。
その後、奥のオジイサンが突然立ち上がり、手前のオジサンの脇を通って出口へ向かおうと(逃げようと?)しました。
このまま何事も無ければよいのだが……。
そう思っていたら案の定、通り過ぎ様、オジイサンが、持っていた新聞でオジサンをはたきました!
「このジジイ、何しやがる?!」
「ウルセー!」
さぁ、大変だ!
そして事態は互いの胸倉を掴み合い殴り合うところまで発展したのでございます。

それまでは自分自身に「オレは埴輪だ、埴輪なんだ……」と言い聞かせて続けていたワタクシメ、こうなってはもう放っておけません。
なにしろ聖徳太子の時代から連綿と受け継がれてきた「和を以って貴しと為す」のが日本男児でありませんか(?)
「いい歳をして何ですか! みっともない、やめなさいっ!」
と割って入りました。
幸い私の前列に生きのよさそうな若人(推定25歳前後の男子)が2名ほど居りまして、彼らも手伝ってくれて何とか事無きを得ました。
なんでも喧嘩の原因は、足を踏んだのに謝った、謝らなかった、だとか。
ヤレヤレ。

その時は夢中で気が付かなかったのですが、私も流れ弾を喰らったらしく少し左腕が痛い……。
「爺さん、70歳にしてはキレのあるパンチだぜ。フッ、やるじゃねえか。」(←「あしたのジョー」の矢吹丈の調子で)

事が治まり、ふと脇を見れば、イノチの次に大事なHDが椅子の上に転がっていましたとさ……。

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どうです、とても素敵な誕生日でしょう?
普段この手の事はブログには書かないのですが、あまりと言えばあまりの事ゆえ、是非とも皆様へこの不幸を輸出して分かち合いたいと考えた次第です。
かような駄文を最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。