復元と活用

1枚目の写真は歓喜院聖天堂の拝殿脇階段。
急勾配の石積み階段が本来の物ですが、このままでは日常不便なので、その上に緩い勾配の木製階段を載せています。

01(CIMG3177・20180106)トリミング・レンズ補正垂直+8・縮小200×300・露光量ガンマ1.25・バケツのみ彩度-75・シャープ

このように昔の建物は、必ずしも現代人にとって使い易いとは限りません。
弊社が実施設計を担当した「さいくう平安の杜」でも

02(A5n3Z3A9380畑氏竣工写真)トリミング縮小200×300・シャープ

2枚目写真のように階段は、復元のそれと活用(見学等)の為のそれ、と二段構えにしています。
こうした新旧が混在する部分には、当時の雰囲気を壊さぬ配慮が必要であり、意外と設計に気を遣うものです。

(下写真:畑拓さん)