卒業制作発表会

大雪の翌日、大学の卒業制作発表会へ。
昼過ぎから午後8時前までという長時間に及び、学生も講師陣も疲労困憊。
私個人は、例年通り、造形に真正面から取り組んだ作品を評価してきました(写真は私が推したS君の作品)。

01(DSC_8738・20180123)2度回転・トリミング縮小300×300・彩度-100・露光量ガンマ0.75

どうもここ数年、単なる企画立案に過ぎない作品ばかりが目に付きます。条件整理のみで造形に至っていないのです。
実は、学生達自身がデザインの力を信じていないのではないか? そんな気にもさせられます。

小賢しい理論理屈より、確かな造形力を身に付けてほしい、それには先達の作品に学ぶ事が一番である、なぜ手を抜いて調べないのか?
君達が思い付く程度の造形は既に何かしらの形でこの世に存在しているのだ。
そこから出発する諸君の方が、より新しい未知の素晴らしいデザインを創り出せるかもしれないではないか。

そんな思いを、ずっと吼え続けてきた次第です。