木材には欠点もあります。腐る、変形する等です。
それらを改良すべく、前世紀以降、様々な二次加工品が発明されてきました。
合板などのボード類(薄板を重ね合わせたものや木材チップを固めたもの等)、集成材、などなど。
今やこれらは建築には欠かせない大切な材料となっています。
写真は「土蔵のある家」、屋根に構造用合板と杉板を組み合わせて用いています。
「鍛冶屋-木工具の今と昔」さんのブログ記事「木製カメラ」によると、最近カメラのボディーに圧縮成形加工した木材を利用する技術が開発されたそうです。
こうした最先端技術が建築の世界へ導入されるには少々時間がかかりそうですが、将来は思ってもみなかった木材の使い方が出来るかもしれませんね。
(写真:小野吉彦 2006年10月14日 家づくりの会HP「建築家と話そう」より転載 一部加筆修正)