7月22日(土)、家づくりの会主催の住宅見学会で濱田昭夫さん設計の「ITN」を訪れました。
3軒の住宅を、一体に計画した非常に興味深い作品です。
先日の工学院大学市民講座でも紹介されていて、是非一度拝見したいと思っていました。
今回見学したのは3軒のうち、中央のお宅です。
道路際に杉板型枠による打放しコンクリートの塀を立て、引き戸を開けると緑豊かなドライエリアとアプローチを兼ねた前庭が現れます。
1階は玄関から全て土間になっており、濱田さんならではの美しいスチール階段で地下と2階が結ばれています。
出窓も特注のスチールサッシです。L字型の建具です。
敷地は角地なのですが、隅には植栽を配して街並みに貢献し、さらに壁のエッジを表わしてシャープに見せているのが心憎いですね。
全体の構成、材料の選定など、まさに正統派、大人の建築で、とても勉強になりました。