吉村順三の「脇田山荘」。これまでに数回、外から眺めたことはありますが、中へ入るのは初めてです。
とても期待していました。
低く抑えた勾配天井の心地良さ。
見学に参加した家づくりの会の建築家達全員が幸せな気分に浸っていたはずです。皆さんいつもと違って寡黙でしたから(笑)。
紫色のカーペットが色・素材とも空間を引き締めています。木の色との調和も良し。
平面計画の恣意的に思える屈折も、訪れてみると、ただただ気持ち良い……。
上の写真は玄関脇のブラケットです。白熱灯を板で覆っただけの素っ気無いものです。
でも、この家にはよく似合っています。
期待にたがわず素晴らしい住宅で、あらためて建築家・吉村順三の凄さを思い知らされました。
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