続いて四同舎(湯沢酒造会館 設計:白井晟一 1959年)へ。
モノとモノとが直截にぶつかり合う、その逃げの無い厳しい納まりが空間に緊張感を与えています。
エントランス部分の花崗岩・ガラス・鋼製建具の取り合いにそれが顕著に見て取れました。
この建物は白井の最高傑作とは言えないでしょう。
しかし、この建築家が後に到達する唯一無二の境地、そこへ至るまでの苦悶を感じとれた事が、私にとっては大きな収穫でありました。
(つづく)
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