日曜日、建築家・石黒隆康さんの新作を見学させていただきました。
緩勾配の切妻屋根を左右に切り離し、テラス(板張り部分)をサンドイッチしたキュービックな外観。
漆喰の壁、クルミの床、小屋あらわしの天井と各面が明快に分離されており、それを強調すべくサッシ枠を消したり、照明器具に存在感の無いブラケット(壁付け灯)を用いる等、随所に工夫が見られます。
2ヶ所設けられたテラスが各室に十分な光を導きます。
風通しもかなり良いはずです。
夜の帳が下りる頃あかりの灯った室内も美しいだろうなぁ、といささか後ろ髪を引かれつつその場を後にしました。