続いて集落を散策します。
街歩きの楽しみは、建物のみならず様々な物や人と出会う事。
各住戸共通の棟端部の瓦納まり。この地方独自の形式なのでしょうか?
小高い山の斜面に家々は建ち、緩やかな登り坂を進みます。
脇には水路が流れ、橋や階段等には無垢の笏谷石がふんだんに用いられています。
水路脇の擁壁に用いられた笏谷石。
下部は平板釘留め、上部は真物積み。西根地区集落を思い出しました。
亀甲形の間知ブロック。
こちらは砂岩による擁壁。
こんな面白い形のブロック塀もありました。
街並みに配慮しての事でしょう、桧皮で覆われた排水管。
坂を登り切ると、赤瓦で統一された集落とその向こうに日本海。
下り道でお孫さん連れのお年寄りと擦れ違うと、にこやかに声を掛けてくださいました。
(つづく)
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