先日、カスヤアーキテクツオフィス(KAO)の新作「三鷹M邸」を見学させていただきました。
いずれ雑誌等で発表されることでしょうから、私のヘボ解説は最小限とし、以下おおまかな感想だけ。
銀色のキュービックな外観が目を引きます。
玄関から階段を上がると高天井のLDKが現れました。
ハイサイドライトから見える青空がとても綺麗。
おそらく居ながらにして空の変化を楽しめることでしょう。
LDKの中に箱状にそびえる形でロフトが設けられています(上写真奥の部分)。
ここに面白い形の木製格子が設けられており、階下に美しい影を落としていました。
とても清々しく健康的な住宅です。
中でも私が感服したのは、アルミサッシをはじめ建具の用い方(枠の処理なども)の巧みさ。
幾つかの箱を上下左右にズラしながら空間を構成し、そのズレの部分を如何に処理するかということにデザインの主眼が置かれているものと拝察しました。