「土浦亀城邸」設計:土浦亀城 1935年

昨年の初秋、建築家・半田雅俊さんのご尽力で土浦亀城邸を見学することが出来ました。
たいした予備知識もなく、コルビュジェ風白い箱スタイルの物真似だろう、などとタカをくくっていたのですが、
実際に拝見して己の不明を恥じました。

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確かにパラペットを立ち上げ緩い勾配屋根を隠すなど無理をしてキュービックな外観を作り出していますが、
敷地の高低差を上手く利用したスキップフロアによる明快な構成、住む人(おそらく夫人が対象)に優しく配慮された細部納まりの数々など、
とても70年前の住宅とは思えません。

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長い年月を経て勿論傷んでこそいるものの、住宅としての構成は今でも十分に通用します。
と言いますか、この住宅は依然として現代住宅の規範となり得るのです。

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70年前から何も進んでいない……、私達建築家はこれから何をどう作らねばならないのか?
帰り道にそんなことを自問していました。

東京の木

2月のはじめ、建主のO夫妻と西東京にある材木屋、浜中材木店さんへ行きました。

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現在夫妻の住まいを設計しているのですが、彼らの希望は東京にある森林で伐採された木を用いること。
二人とも森林保全のボランティアに積極的に参加しており、その際に山主の方々と知合い懇意にしているのだとか。
私達も仕事柄、材木屋へ顔を出すことは珍しくありませんが、製材途中の原木などをそばで見て香りを感じるのは、やはり楽しいものです。

東京の木を使うのは初めての経験ですが、どんな木に出会えるやら、ちょっと楽しみです。

「ひまわり」前川清

月曜日に前川清さんのCD「ひまわり」を借りてきました。
会社で雑用をしながら、カラオケ用に覚えようという不純な動機によるものです。

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ところが何度も繰り返し聴いているうちに、涙がボロボロ出てきて止まりません。
メロディが良いのは勿論、あらためてよく聴くと歌詞も実に良いのです。
柄でもないですが、若い頃のホロ苦い想い出を呼び覚まされたのですね、エヘヘ。

遅まきながら、これはとてもよい曲ですね。
作詞作曲は福山雅治さん、美男である上に音楽の才能も凄い!
いつもより抑え気味な前川清さんの歌も実に素晴らしい!
なんだかとても好い気分になりました。久しぶりに感動を与えてくれた「ひまわり」に感謝。
今度カラオケで歌いますよ。

炎の効用

最近仕事のアイデアが思うように湧かず、スランプ状態が続いております……。
建築家・村野藤吾は、良いアイデアが浮かばないと具合が悪くなったとか。
巨匠には遠く及ばぬものの、私もスランプになると欝状態に陥ります。

そこで昨晩は気分転換に焼肉屋さんへ行きました。
真っ赤におこった炭火で、タン塩、カルビ、サムギョプサルを焼く、焼く、焼く!
肉をサンチュで包み、生ビールと共に喉へ流し込み、合間に豆腐チゲも少々。
うまいっ!

気が付くといつの間にか欝状態から脱し、すっかり楽しい気分になっていました。
酔いのせいではありません。
火を見ながら肉を焼くことで、知らず知らずリラックス出来たのです。
炎には、人間にとって癒しの効果があるのですね。
頭では分かっているつもりでしたが、この日、あらためて再確認した次第です。

結城へ

1月6日、家づくりの会のお仲間である茨城の小谷野栄次さんを訪ねました。
小山駅まで車で迎えに来ていただき、途中「アルテリオ」(設計:池原義郎)を約15分間、駆け足で見物しました。

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その後小谷野氏設計のU邸へ。建主ご夫妻にお話をうかがいながら2時間ほどジックリと見学させていただきました。
この模様は「家づくりニュース」に後日掲載予定です。

帰りに結城市にある「つむぎの館」へ寄り道。
ここでは結城紬の織り実演や体験が楽しめ、小物や反物が購入できます。

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あいにく一日中雨降りでしたが、結城は再度訪れたい魅力的な城下町でした。

新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。

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昨年は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

平成19(2007)年元旦
山本成一郎

自然薯

先般畑をご案内いただいたTさんとMさんから立派な自然薯が届きました。

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自然薯を傷つけずに掘るのは、とても大変と聞いています。
実にありがたいことです。
せっかくですから、年越し蕎麦を山かけにして頂くことに致しましょう。

博多散策

Tさんの畑から博多の街へ戻り、まだ時間があったのでタクシーで福岡県立美術館へ。
ここを訪れるのは初めてです。
企画展示室では「詩人の眼 大岡信コレクション展」が開催されていましたが、私にはほとんどが「???」の世界……。
むしろ常設展示室にあった高島野十郎(1890~1975)の古典的な油彩画に魅せられました。

その後、天神にある赤煉瓦文化館(設計:辰野金吾+片岡安)を見物。
そして豚骨ラーメンを食べました。コレハ欠カセナイノダ。

それから川沿いを歩いて中州へ。
誘蛾灯に群がる蛾の如く、屋台の賑わいに引き寄せられましたが、一人ではツマラナイですね……。

誘惑を振り切ってさらに歩いていると、祗園辺りで漫画「クッキングパパ」に出ていたウドン屋さんを発見。
思わずゴボウ天ウドンを食べてしまいました(夕食2度目)
旨いぞっ!

いつもタクシーや地下鉄を利用していましたが、博多の街は徒歩でも十分散策できますね。

Tさんの畑へ

少し前の話ですが、11月10日にふたりの知人、TさんとMさんを訪ねました。
Tさんは脱サラして農業を始めたばかり、Mさんはそのお手伝いをされています。
幾つかあるうちのひとつの畑を案内してくださいました。

農薬を出来るだけ使わないようにしているため、キャベツは虫達に激しく喰い荒らされています。

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ここまで行くと、もはやアートの世界です(笑)
他の畑と比べて、モンシロチョウの数の多いこと!
テントウムシもいました。

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それでも出荷する時はこの通り。

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♪仕事キッチリ♪
ちなみにニンジンは間引いたものです。
「お土産にどう?」と言っていただきましたが、諸般の事情により泣く泣くあきらめました。

次回は草取りを手伝う名目で、大きなナップザックを担いで行くのだ。

倉敷建築旅行その6(「MTT社屋」 設計:神家昭雄)

11月12日、倉敷旅行2日目です。

まずは神家昭雄さん設計の「MTT社屋」へ。水路のほとりに建つ美しい社屋です。
この建物も、古民家を再生したものです。

石とクローバーによるアプローチが素敵です。

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水路のすぐ脇にテラスが設えられています。

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構造補強としては、既存外周壁の内側に新しい柱列と桁を建て梁間方向の構造壁を増やし、2階床を受ける梁を増設する方法が採用されています。
よく見ると、新規の梁は既存壁と縁が切れています。

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このように構造補強を意匠的にも明快に表現しているところが、なんとも心憎いですね。

内部空間といい外構といい、古民家再生という枠組を超越した実に素晴らしい建築でした。